カテゴリ: CodeIgniter 更新日: 2026/07/17

CodeIgniter 3から4への移行ガイド!初心者向けPHPフレームワークアップデート手順

CodeIgniter 3から4へ移行する全体手順まとめ
CodeIgniter 3から4へ移行する全体手順まとめ

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

PHPのフレームワークCodeIgniterを使っているのですが、古い3から新しい4にアップデートする方法がわからなくて困っています。

先生

CodeIgniter 3から4への移行ですね。これは単なるアップデートではなく、新しいシステムに入れ替える作業に近いイメージですよ。

生徒

えっ、入れ替えですか?難しそうですが、何から始めたらいいのか教えてください!

先生

基本からしっかり順を追って解説していきますね。

1. CodeIgniterの移行とは何か

1. CodeIgniterの移行とは何か
1. CodeIgniterの移行とは何か

PHPフレームワークのCodeIgniter(コードイグナイター)は、WebサイトやWebアプリを効率よく作るための道具箱です。これまで使っていたバージョン3は、いわば古い型番の道具箱で、これから移行するバージョン4は、最新機能が搭載された新しい道具箱です。

この移行作業は、単に「上書き保存」するだけではありません。例えば、新しい道具箱は中身の整理整頓の方法(仕組み)が根本から変わっているため、古い道具箱の中身をそのまま詰め込んでも使えないのです。そのため、全体の手順をしっかり把握して、一つずつ慎重に作業する必要があります。

2. 事前準備と環境構築

2. 事前準備と環境構築
2. 事前準備と環境構築

まずは、パソコンの中でCodeIgniter 4を動かす準備をします。CodeIgniter 4は、CodeIgniter 3よりも新しく高い性能のPHPというプログラミング言語のバージョンを必要とします。

まず、現在使っているパソコンのPHP環境を確認しましょう。PHPのバージョンを確認するには、ターミナルやコマンドプロンプトという、黒い画面で命令を送るツールを使います。


php -v

このコマンドを実行すると、現在インストールされているPHPのバージョンが表示されます。もしこれが古い場合は、CodeIgniter 4が動く最新のPHP環境を準備する必要があります。これを怠ると、プログラムが動かなくなってしまうので注意しましょう。

3. 新規プロジェクトの作成

3. 新規プロジェクトの作成
3. 新規プロジェクトの作成

次に、新しい道具箱であるCodeIgniter 4をインストールします。最新のツールである「Composer(コンポーザー)」を使ってインストールするのが一般的です。Composerとは、必要なプログラムを自動的に集めてきてくれる便利なツールです。

新しいプロジェクトのフォルダを作成して、以下の命令を実行します。


composer create-project codeigniter4/appstarter my-new-project

これで、最新のCodeIgniter 4が入ったフォルダが出来上がります。これが移行のスタート地点です。まずはこの状態で、画面が正しく表示されるか確認しましょう。

4. 設定ファイルの移行

4. 設定ファイルの移行
4. 設定ファイルの移行

CodeIgniter 3と4では、設定ファイルの書き方や場所が違います。例えば、データベース(情報を保存する場所)への接続情報は、CodeIgniter 4では「.env」という特別なファイルで管理するようになりました。

この「.env」ファイルは、環境設定(Environment)を保存するためのファイルです。CodeIgniter 3の時に「database.php」というファイルに書いていた情報を、この「.env」に書き直します。


database.default.hostname = localhost
database.default.database = my_database
database.default.username = root
database.default.password = 

このように、IDやパスワードを一つずつ移動していきます。この際、ファイル名は間違えないように注意してください。

5. コントローラーとビューの書き換え

5. コントローラーとビューの書き換え
5. コントローラーとビューの書き換え

次に、実際に画面を表示させるコントローラー(司令塔)やビュー(見た目)を移動させます。CodeIgniter 4は「名前空間(ネームスペース)」という仕組みを使うため、ファイルの先頭に名前空間を記述する必要があります。

これは、プログラムの「住所」を決めるようなものです。もし住所が間違っていると、コンピューターはプログラムを見つけられず、エラーを出してしまいます。


namespace App\Controllers;
class Home extends BaseController {
    public function index() {
        return view('welcome_message');
    }
}

このように、ファイルの最初におまじないのような記述が必要です。ここが一番時間がかかる作業になりますが、一つずつ着実に書き換えていきましょう。

6. データベースの接続確認とモデル

6. データベースの接続確認とモデル
6. データベースの接続確認とモデル

最後に、データを管理するモデル(模型)の調整です。CodeIgniter 4のモデルは、より使いやすく強化されています。3の時のモデルをそのまま使うこともできますが、なるべく4の作法に合わせたほうが、将来的にメンテナンスがしやすくなります。

モデルはデータベースとの橋渡しをする大切な存在です。ここが正しく動かないと、ログイン機能や記事の表示などがうまくいきません。全ての機能を移動し終えたら、一つずつ動作確認を行いましょう。

7. セキュリティ対策とテストの実施

7. セキュリティ対策とテストの実施
7. セキュリティ対策とテストの実施

無事にコードが動いたら、セキュリティのチェックが必須です。CodeIgniter 4には、標準で様々な攻撃を防ぐ機能が備わっています。例えば、Webサイトのフォームから悪意のあるプログラムを送り込まれるのを防ぐための「フィルター」という仕組みがあります。

これらを使うことで、安全性の高いサイトを運営できます。移行作業の最後には、必ず実際のブラウザを開いて、全てのページが正しく表示されるか、エラーが出ていないかをテストしましょう。

8. プログラミング学習の心構え

8. プログラミング学習の心構え
8. プログラミング学習の心構え

プログラミング未経験の方にとって、フレームワークの移行は非常に大きな壁に感じるかもしれません。しかし、一つずつ分解して考えれば、パズルを組み立てるようなものです。焦らず、まずは小さな機能から移行し、確実に動作させる成功体験を積み重ねることが大切です。

もしエラーが出ても、それは「ここが間違っていますよ」というコンピューターからのサインです。メッセージをよく読んで、一つずつ原因を探していくことが、プログラミング技術を上達させる一番の近道ですよ。

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