カテゴリ: Laravel 更新日: 2025/11/19

Laravelで複数環境のマイグレーションを安全に管理するコツ

Laravelで複数環境のマイグレーションを安全に管理するコツ
Laravelで複数環境のマイグレーションを安全に管理するコツ

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「先生、Laravelのマイグレーションを使うとデータベースの管理が簡単になるって聞いたんですけど、開発環境と本番環境で違う設定がある場合はどうしたらいいんですか?」

先生

「とても良い質問ですね。Laravelでは複数の環境(ローカル、本番、テストなど)を安全に分けて管理する方法があります。」

生徒

「マイグレーションを間違って実行して、本番データが消えちゃうのが怖いです…」

先生

「そうですね。ですが安心してください。正しい設定と手順を覚えれば、Laravelで複数環境を安全に運用できます。では、一緒に仕組みを学んでいきましょう!」

1. マイグレーションとは?

1. マイグレーションとは?
1. マイグレーションとは?

Laravelのマイグレーションとは、データベースの構造(テーブルやカラム)を管理する仕組みのことです。これを使えば、「SQLを手で書かずに」テーブルを作成・変更できます。

例えば、「users」テーブルを作りたい場合は、下のように記述します。


php artisan make:migration create_users_table

すると、database/migrationsフォルダに新しいファイルが作成され、テーブル構造を定義できるようになります。

2. 複数環境とは?

2. 複数環境とは?
2. 複数環境とは?

Laravelでは「複数環境」という考え方があります。代表的なのは以下の3つです。

  • ローカル環境:開発者のパソコン上で動かす環境(例:localhost)
  • ステージング環境:テスト用のサーバー環境。本番前の確認に使う
  • 本番環境:実際にユーザーがアクセスするサーバー

これらの環境では、データベースの設定や使用するテーブルが異なる場合があります。例えば、ローカルではテスト用のデータを入れたいけど、本番環境では本物のデータを使いたい、というケースです。

3. .envファイルで環境を分ける

3. .envファイルで環境を分ける
3. .envファイルで環境を分ける

Laravelでは、環境ごとに設定を分けるために.envファイルを使います。このファイルには、データベースの接続情報などが書かれています。


APP_ENV=local
DB_CONNECTION=mysql
DB_HOST=127.0.0.1
DB_DATABASE=laravel_local
DB_USERNAME=root
DB_PASSWORD=

本番環境では、同じ項目を別の値に変更します。


APP_ENV=production
DB_CONNECTION=mysql
DB_HOST=192.168.1.10
DB_DATABASE=laravel_prod
DB_USERNAME=admin
DB_PASSWORD=secret

このように設定を分けておくことで、誤って本番環境にローカルのデータを流し込むことを防げます。

4. 環境を確認してからマイグレーションを実行する

4. 環境を確認してからマイグレーションを実行する
4. 環境を確認してからマイグレーションを実行する

マイグレーションを実行する際には、環境を確認するのが大切です。コマンドを実行するときに、環境を明示的に指定することで事故を防げます。


php artisan migrate --env=local

本番環境で実行する場合は次のようにします。


php artisan migrate --env=production

もし、本番環境で間違えてテーブルを削除してしまうと、データが戻らなくなる危険があります。そのため、環境を明示しておくことはとても重要です。

5. 本番環境ではバックアップを取る

5. 本番環境ではバックアップを取る
5. 本番環境ではバックアップを取る

本番環境にマイグレーションを実行する前には、必ずデータベースのバックアップを取りましょう。MySQLの場合、次のようなコマンドでバックアップできます。


mysqldump -u admin -p laravel_prod > backup.sql

これにより、万が一マイグレーションで問題が起きても、バックアップからデータを復元できます。

6. Seederと環境の関係

6. Seederと環境の関係
6. Seederと環境の関係

Seeder(シーダー)は、テスト用のデータを自動で挿入する仕組みです。ローカル環境では使いますが、本番環境では使わないケースが多いです。

Seederを使う場合は、環境を判定して条件付きで実行することが可能です。


if (App::environment('local')) {
    $this->call(UserSeeder::class);
}

これにより、本番環境では誤ってテストデータが入るのを防ぐことができます。

7. 安全なマイグレーション管理のチェックリスト

7. 安全なマイグレーション管理のチェックリスト
7. 安全なマイグレーション管理のチェックリスト

最後に、複数環境でLaravelのマイグレーションを安全に使うためのチェックリストを紹介します。

  • .envファイルで環境をきちんと分ける
  • コマンド実行時に--envオプションを使う
  • 本番環境では必ずバックアップを取る
  • Seederはローカル環境だけで実行する
  • マイグレーションファイルの変更内容をチームで共有する

この5つを守ることで、マイグレーションによる事故を大幅に減らすことができます。

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